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DESIGN & PLANデザイン& プラン
全15邸の街づくり
設計士のこだわりインタビュー。
「コンフィーネ鷺沼」はどのような想いで開発され、設計されたのか。 本プロジェクトを進めた建築士にインタビューを行いました。
株式会社東横建設 設計部菊地 大輔[一級建築士]

美しさはもちろん
快適性を追求した上質な街を創る。
本分譲地の魅力と、全体の街づくりにおいてこだわったポイントを教えてください。
もともと本分譲地は快適に暮らすための条件に恵まれ、4方向が道路や通路に囲まれているうえ、三方が外部よりも一段上がった高さの立地にあるため、外部の通行人からの視線も気になることがない、プライバシー性の高さを享受できます。また、本分譲地周辺はフラットな地形なので、生活するうえで移動の負担が少ない点も魅力です。
こうした立地特性に加えて、快適性をさらにアップさせるため、建物にゆとりをもたせた区画割り、建物プランを企画し、建物と建物の間に十分なゆとりを確保させました。また、プライバシー性も向上させるために窓が隣の家の窓の正面にこないよう設置させると共に、南側を意識した窓配置を行って、住む人が心地よく暮らせるように工夫しています。 さらに、大型分譲地ならではの工夫も施し、真ん中の道路には6メートルもの広さを取り、この街全体に広々とした印象を与えながら、住人がお客様を招いても道路に車を停められる余裕も生み出しています。
![株式会社東横建設 設計部菊地 大輔[一級建築士]](sekkei1.jpg)

菊地:本分譲地全体に上質感を醸成するための工夫にこだわりました。
まず各棟の外装は、高級感を醸成させるためにホワイトとグレーを基調とし、そこにタイル調のアクセントを加えました。そして、この街を訪れる人が街並み全体に好印象を抱くように、美しい屋根の形に注力し、家並みを整えた点にもこだわりましたね。
植栽も優雅な雰囲気を湛えるようにつくりこんでいます。こうしたディテールにおける工夫が上質な印象を創り出しています。実際に現地を見ていただければわかりますが、建物が青空によく映えます。

家と共に、
新たな暮らし方までセットされた住まいを提供したい。
今回のコンセプトについて詳しく教えてください。
菊地:今回、東横建設と東京ガス都市生活研究所とのコラボレーション企画を組み、「時間とエネルギー 家族の絆をつくる家」をコンセプトとして本プロジェクトを実施しました。そのため、時短家事を叶える家事動線を各棟に施し、家族の交流が自然と生まれる間取りづくりを行い、家庭用燃料電池「エネファーム」を標準装備とすることで、電気を作り出す仕組み等も取り入れています。もちろん、この他にも各棟の随所に細かな工夫を施していますが、今回、新たな生活スタイルの提案が組み込まれている点は大きなポイントです。

新たな生活スタイルの提案とはどのようになされていますか?
菊地:具体例として挙げると、まず全棟に採用した木調タイルのテラスについて。本テラスは外部空間でありながらリビングとの一体感を図り、視覚的にテラスがリビングの延長線上に広がるつくりとしました。広々と使えるので、オープンダイニングにしたりグランピングを行ったりと、様々な使い方が楽しめます。このスペースから、ご家族様ごとに新たな暮らしのシーンが生み出されるでしょう。
また、今のニーズに応えて「防災」要素も重視し、本プロジェクトでは「災育ができる」という魅力も付加させました。広めのパントリーや足元に用意した大きな床下収納等で、定期的に備蓄品を入れ替えるローリングストックが行え、災害に対しての備蓄が学べるスペースとして活用可能です。また、先述のグランピングも、災害時に対応する過ごし方を教える機会となり、家族みんなで楽しみながら防災意識が高められます。こうした新しい暮らしの提案を盛り込んだ点は本件の大きな特長ですね。

ファミリーのような
コミュニティーが育まれる街に。
本分譲地では、どのようなコミュニティーを育むことが可能でしょうか?

※掲載のインタビュー写真は2019年10月撮影、外観・内観写真は2019年11月に撮影したもので家具・調度品等は含まれません。